基本的には、ロイヤル オークの象徴的なデザインをよりよくするための改良にとどまっているが、何が変わったかというと......すべてなのだ。APはクラシックをいじりすぎるよりも、もっといいことを知っている。とはいえ、このモデルでその境界線を見つけることができたのかもしれない。
まずはケース。ROが40歳を迎えてからお馴染みである37mmサイズのままだが、仕上げの組み合わせがより映えるようにアップグレードされている。ケース上下の面取り(ラグ部分)を大きくしたことで、サテン仕上げとポリッシュ仕上げのコントラストが際立り、その結果としてケースバックはよりケース中央に集約された。
名作であるブレスレットもマイナーチェンジされた。最初の4つのリンクは台形になり、ブレスレットはより薄く、テーパーが強調されている。よりスリムなフォルムになっただけでなく、文字どおりより薄く、より軽くなったのだ。この新しいデザインは、ローズゴールドモデルで初めて採用されたもので、今回初めてスティールモデルにも用いられた。
オーデマ ピゲ 偽物 ロイヤル オーク オートマティック 77351ST.ZZ.1261ST.01
品番:77351ST.ZZ.1261ST.01
・ケース:
ステンレススティールケース
ダイヤモンドセットベゼル
反射防止加工サファイアクリスタルガラス製風防とケースバック
ステンレススティールのねじ込み式リューズ
・ケース幅:34 mm
・防水性:50 m
・ケースの厚さ:8.8 mm
・文字盤:
「グランドタペストリー」模様のブルーグレーダイヤル
蓄光処理を施したホワイトゴールドのアプライドアワーマーカーとロイヤルオーク針
・ブレスレット:ステンレススティールブレスレット、APフォールディングバックル
・セッティング:ブリリアントカットダイヤモンド40個、約0.71カラット(ベゼル)
キャリバー
・自動巻き キャリバー 5800
・バランスホイールの振動数:4 Hz (28.800 振動/時)
オーデマ ピゲは初の34ミリ自動巻きロイヤル オークを発表。このステンレススティールモデルでは、ブルーグレーのグランドタペストリーダイヤルの周囲をダイヤモンドセットベゼルが飾ります。
まだある。ミニッツトラックが違うのだ。一見すると気づかないかもしれないが、先代ではミニッツマーカーは文字盤の平らな外周部(フランジ)にプリントされていた。しかし、50周年を記念するこのモデルでは、タペストリーダイヤルの表面に直接印字されるようになっている。
37mmには様々なカラーバリエーションが存在するが、AP社は特にBleu Nuit, Nuage 50と呼ばれる、ジュネーブの文字盤メーカー・スターン社(Stern Frères)が開発した、ロイヤル オークの有名なブルー文字盤を大々的に導入するようだ(見かけ上は)。また、各ダイヤルバリエーションには、大胆かつ質感の高いグランド タペストリーパターンが採用されている。
外装の新しさとともに、APはエンジンにも手を加えた。それは、ほぼすべてのロイヤル オーク "アニバーサリー "タイムピースを初めて見たときに感じられる華やかさである。50周年記念のロゴが特別にデザインされた22Kゴールドのローターが配されるのだ。ローターは時計のケースと同色となっており、同社は、これらは2022年の周年のあいだのみ生産されると同社は述べている。
本機には、従来のCal.3120に代わって、少し新しいムーブメントであるCal.5900がデビューしている。この新ムーブメントは3.9mmと薄く(3120は4.26mm)、振動数は4Hzと高振動化しており(3120は3Hz)、60時間のパワーリザーブを備えている。