タグ・ホイヤーとモータースポーツの親密な関係から誕生
ブランド TAG HEUER / タグ・ホイヤー
商品名 タグ・ホイヤー コネクテッド ゴルフ(2020年モデル)
Ref. SBG8A82.EB0206
ムーブメント バッテリー
容量:430mAh
持続時間:約1日(1時間のスポーツセッション含む)
充電時間:1.5時間で100%まで充電
素材 ケース:チタン サンドブラスト加工
ベゼル:固定式ベゼル セラミック
ブレスレット:ラバー(ホワイト、ブラック、グリーン)
バックル:フォールディングバックル プッシュボタン - サンドブラスト加工 チタングレード2
ケース径 45mm
「ホイヤー」の名声をさらに大きく高めたのが、モータースポーツとの密接な関係。自動車の普及と進化にいち早く着目し、そのスピードの計時に傾注したのも特別でした。
1911年に自動車・航空機用ダッシュボードクロノグラフ「タイム・オブ・トリップ」を発売。1933年にはストップウォッチ「オウタヴィア」と、8日間巻きクロックを2つ並べたレースカー用ダッシュボードタイマー「エルビュー」を発表しました。「ホイヤー」の快進撃はまだまだ続き、1958年に当時人気が拡大していたラリー用のダッシュボードタイマー「ラリーマスター」を発表し、1966年にはついに1/1000秒の計測を可能とする世界初の小型電子スポーツタイマー「マイクロタイマー」を完成させました。この先進の技術により、F1グランプリを初めとする高速スピードの計時をほぼ独占したのです。
そしてそんな中で誕生したのが、モータースポーツウォッチの歴史的名作カレラです。
カレラの誕生は、1963年。ちなみに、その誕生は長らく1964年とされていました。それが1963年と改められたのは、つい最近の2018年頃のこと。スイス本社のアーカイブを整理していたところ、1963年の新聞に「カレラ」の広告が掲載されていたのを発見。さらに調査した結果、カレラが1963年に誕生していたことがわかったのです。
閑話休題。
カレラを作ったのは創業家4代目で、現在の名誉顧問である、ジャック・ホイヤー氏。モデル名は1950年代の伝説的な公道レース「ラ・カレラ・パンアメリカーナ・メキシコ」(ラ・カレラ パナメリカーナ メヒコ)から採られたものです。
当時、「ホイヤー」はアメリカのセブリング24時間レースの公式計時を担当していました。そのレース中に、ジャック・ホイヤー氏はラ・カレラ・パンアメリカーナ・メキシコのことを耳にしたそうです。同レースは3000kmを超える長距離に加え、ヒルクライムやハイスピードコーナーなど難コースが連続するハードなもの。F1チャンピオンらも参戦する人気レースでしたが、あまりの過酷さに死傷事故が多発、わずか5回の開催で1954年に幕を閉じました。
ジャック・ホイヤー氏は、その「カレラ」という名前に魅了されます。ジャック・ホイヤー氏の自伝『THE TIMES OF MY LIFE』にはこんな風に書かれています。
“カレラ”とはスペイン語で「レース」の意味。しかしそれ以外にも「キャリア」や「道」「コース」などさまざまな意味がある。そしてそれらはすべてホイヤーにとって大切なものである。そこでスイスに戻るとすぐに「ホイヤー カレラ」を商標登録。次につくる時計は“カレラ”と呼ぶべきだと考えた、と。